高校と中学校の教師の違いについて

教師

教師には、小学、中学、高校など様々あります。
教えることそのもには大差がないかもしれませんが、教える相手の年代や立場が変わり、幼年から青少年に移り変わる大事な時期でもあります。
いずれの教師でも、人の人格・教育を形成する過程で重要な立ち位置であることは間違いありません。
ここでは、中学校教師と高校教師の違いを説明します。
どちらも教師であることには違いありませんが、中学校教員免許だけでは、高校の教師はできません。

違いその1

教える相手の年代。
いうまでもありませんが、中学生は、12歳から15歳、高校生は15歳から18歳と教える年が変わります、大人の3年は大差がなくても、この時期の3年は心も体つきも、考えることも全然違ってきます。
中学生の3年間は、まだ幼さも少し見えますが、それでも自我がしっかりしています。
高校生の3年間は将来を見据えて、自分だけでなく他人のことをも考えるようになりますし、大人と同等な物の考え方もできます。
思春期は、家族にとっても接するのに気苦労が絶えない時期でもありますが、人が成長するには必要な時期です。教師も、頭ごなしにただの仕事だと言うように割り切って教えるのではなく、自分の頃はどうだったのか、と初心に返ってみるのも良いですね。

違いその2

教える内容の難易度が上がる。
数学を例にしてみても、中学生に教える内容と高校生に教える内容では随分違ってきます。
中学生では、概略やどちらかというと生きていく上で必要な内容ま交えて分かり易くしていたりますが、高校生になると複雑や専門的な内容になります。
高校生は深く教えることになるので、教師の知識もより専門制が求められます。

違いその3

中学校は義務教育ですが、高校はそうではないということです。
中学生の多くは、小学校からそのまま進学ということが多いです。
特に公立では入学試験もありませんので、受験勉強なく、最寄りの中学に行く学生が多いです。

一方、高校からは義務教育から外れ、極端に言うと行かなくても良いのです。
さらには、公立私立問わず、受験が必要で、必ずしも自分が望む高校に行けるというわけではなくそこには学力や知力が必要なのです。
中学校は、自分の意思とはあまり関係なく義務だから行く。親もまた、義務だから行かせるというスタンスが定着しています。
そのため、中学に行くことにそこまで深く考えることもありません。

しかし、高校では、自分の意思そこにはあります。
教師に取ってみると、教えることに大差ないかもしれませんが、学生一人一人の心に寄り添った教師を目指すには考えることが必要です。
教師はただ教えるだけではいけません、学生一人一人の心の成長の事も考れると良いですね。