教育業界の市場規模・動向について

教育業界

教育現場が一昔前と随分変わってきています。
以前は1クラス40~50、1学年も10クラス以上あった学校も多く、都心部や街の中心にある学校の多くはジャンボ学校とも呼ばれていましたが、今では少子化に伴い、その半分にも満たないクラスや学校もあります。

教育方針も、競争からゆとりなどと大きく変化しています。
そんな中、教育業界の動向も変わり、新たな物が追加されています。
それらの市場規模や動向を見てみましょう。

早期学習塾

少子化のあおりを受け、学習塾に通う人口は減っています。
ゆとり世代に突入した子供たちの親は競争・学歴社会を生き抜いた人が多いため、学力の低下を危惧し、学習塾に通わせる傾向があります。

また、早いうちから勉強させることが良いとされたことから、幼児教室など、小学校に満たないうちから塾に通わせる家庭が増えています。
これも少子化の影響でしょうか。
1人の子どもの教育を高くかけれるため、早いうちから、みっちり教育費を使っています。

英語教育

交通網の発達、ビジネスの拡大などに伴い、グローバル化が加速しています。
昔は珍しかった、外国人も今では全国各地に住んでいます。
一緒に仕事をすることも珍しくありませんし、外国人に道を聞かれるなんてこともに日常茶飯事です。

そんな中、英語教育を小学校から導入する方針が増えています。
私立高校ではすでに導入し、英語を日常的に使えるように教育されています。
中学からの英語教育は暗記や、受験英語がメインでした。

そのためいざ外国人を目にすると、簡単な会話ですらできない事態に。
小学生のうちから英語に触れることで、それが日常であると感じ、特別なことではないことを身に着けさせることができます。

ICT活用

ITやコンピュータがここまで利活用されるとは誰が予想していたでしょうか。
ITはこ娯楽から今や、生活の必需品にもなり、図書館や病院などの公共施設での導入が早くもされ、公的機関にも取り入れられていることから、学校でもICTを活用することになりました。

ICTの活用により、遠隔地とのやりとりがリアルになり、また教師の事務作業がボタン1つで簡略化され、効率化をはかることができます。
一方で、ITを使ったこ犯罪も増えていますので、武器とならないようにきちんとした使い方を覚えるように学校では教育をしていくのが課題となっています。
最近の学校では黒板もデジタル化されていたり、タブレットを1人1台配布しているところもあります。
懐かしの光景がどんどんと減ってきているのは寂しいことですが、時代の変化に伴って、その時代に適応できる人材こそ、次世代での活躍が期待できますし、背負っているのですから。