生徒の成長が感じられる
中学校の先生というのはかなり大変な仕事です。
毎日、残業続きとなることも珍しくなく、保護者からの対応に追われることも多いです。
生徒はけっして真面目で聞き分けの良い子ばかりではなく、中には問題児もたくさん存在しています。
いじめが起きてしまったり、喧嘩をしてしまうようなこともあるでしょう。
そのような中で常に神経を張り詰めた状態で指導をしなければいけないため、とても疲れてしまいます。
このような仕事であるにも関わらず、中学校の先生の多くはやりがいを持って自分の仕事を行っています。
どのような点にやりがいを感じているのかは人それぞれです。
ここでは、そんなやりがいの中から一般的なものをいくつか紹介してみましょう。
たくさんのやりがいがある
まず、大きなやりがいの一つとして生徒の成長を感じることができます。
中学校となると教科がより専門的になるため、どうしても落ちこぼれてしまうような生徒が出てきてしまいます。
そのため、きちんと生徒と向き合って、それぞれの学力に応じた指導をしなければいけません。
最初はかなり点数が悪かったような生徒であっても、きちんと指導することによって成績が上がるケースがあります。
そんな時にはまるで自分のことのように喜ぶことができるでしょう。
特に一年生の頃から面倒をみていたような生徒が、三年生の受験シーズンになって、かなり良い高校を目指すようになったならば、その成長に驚きとともに喜びを感じられるでしょう。
自分の教え子が志望校に合格して、それを自分のところまで報告してくれたのであれば、その喜びはかけがえのないものとなります。
教科に限らず、たとえば部活動で指導している生徒が、大会で大活躍するようなことになれば、それはとても嬉しいものです。
まるで自分が親にでもなったかのような気持ちに浸ることができるでしょう。
生徒と一緒に一つのイベントを作り上げていく楽しさもあります。
特に文化祭や運動会、合唱コンクールといったものは、生徒と一緒に協力をしていかなければいけません。
その際には、色々なトラブルが生じてしまうこともありますが、最終的には生徒とひとつになって、イベントを成功に導くことになるでしょう。
たとえ、結果が失敗に終わったとしても、生徒と協力をしたという事実はなくなりません。
みんながやり切ったという満足感や達成感を得ることができるでしょう。
仲間意識を持つことができて、生徒に感謝をされるというのは、醍醐味の一つとなります。
このように色々なやりがいが存在しているため、中学校の先生というのはたとえ大変だったとしても、いつまでも続けたいと思えるものなのです。
これから中学校の先生を目指す方は色々な困難なことがあるかもしれませんが、最終的にはそれを乗り越えられるような喜びを得られるでしょう。