昨今の教育現場でも頻繁に耳にするようになった、ICTをご存知でしょうか。
ICT教育とは情報通信技術を教育現場で活用するとというものです。
ここ数年で情報通信技術は目覚ましく発展しました。

その技術が出始めのころは、どちらかと言うと遊び分野に多かったのですが、社会的にも広がり今では公的な場所でもICTが活用されています。
病院、図書館、国道、高速道路、など。
学校のその中の1つです。
各教室に置かれている黒板も今はデジタル化こされているところも多く、1人に1台、パソコンやタブレットを所有しているなんてことも珍しい話ではありません。
ICTの利点は幾つもあります。

遠隔地でも授業が受けれる。
実際に危険なものを手に触れずに映像で見ることができる。
利点の多くは先生側にあり、事務手続きなどの手作業の手間が簡略化できますし、成績表や、生徒の情報などを一括管理できることも嬉しいです。
ここでは、全国的に進んでいるICTのフェーズ3つをご紹介します。

これまで、教員は放課後生徒が帰宅した後で、成績表の管理や校務処理などを手作業していました。
最近ではパソコンの導入で、効率化されていますが、さらに職員同士のコミュニケーションツール、情報一括管理ツールとしてICTを活用することで、教員同士の情報共有を密に行うことができます。

普通教室のICT

先生が黒板に大事なことを書き出して、それを生徒が自分のノートに書きうつすというスタイルが主流です。
例えば、数学の授業で図形が出てくる場合、先生が一生懸命その図を板書してましたね。
ICTを導入することでそんな光景がなくなります。

図などは、大型のモニターや提示装置に写してしまって、その図は、プリントアウトで配布する。
というようなスタイルになっています。
少し寂しいような気持ちもありますが。

また図を書くときに、板書するための大きな三角定規などを使っていましたが、これも映像で映し出すことで、簡略化されます。
また生徒1人1人にタブレットを持たせて、情報を共有することもICTならではの教育です。

情報モラルの教育

ICTを導入することで、多くの情報が晒されることになります。
使い方を誤ると、身に危険につながることもあります。
面白い、だけではすまされず使い方もしっかり学ばせる必要があります。

情報の大切さ、個人情報とはどういうものか、インターネットを介してのイジメなど。
ICTは決して面白くて楽しいく、色々なことが効率的にできるばかりではありません。
根底にある危険さ、陰湿な情報走査やイジメなどをしないように。

使い方さえ正しく教えればとても便利で楽しいツールです。
先生自身もそれを教えるのは難しいかもしれません。