小学校教師の一日

どんな仕事か

御存知の通り、小学校の教師というのは基本的に一人の担任の先生がすべての科目を教えることになります。
体育や音楽に関しては専門の教師を配置するケースもありますが、基本的にはすべての科目について、きちんと生徒に指導することができなければいけません。
また、最近ではひとつのクラスを二人の教師が担当するケースもあり、これによって教師の負担を減らしています。

小学校の先生というのは単に生徒に勉強を教えるだけではいけません。
将来の人格形成において重要な時期であり、多感な生徒が多いため、それぞれの個性を尊重して、トラウマを持たせないようにして、普通に社会生活を送れるような人間になれるようにサポートをしなければいけません。
したがって、小学校教師というのは責任の大きな仕事なのです。

授業をする以外にも色々な仕事があるため、小学校教師の一日というのは慌ただしいものとなります。

小学校教師の一日

まずは出勤することになるのですが、多くの教師は八時前には既に学校に到着しています。
その日の準備を進めなければいけないからです。
教職員は朝になると打ち合わせを行い、そこで報告をしたり、情報共有を行います。

朝の打ち合わせというのは10分程度で終わるのですが、その間、児童たちが朝の会を行っていることが多いです。
この際にトラブルが起きたりすれば、すぐに生徒が教師の元へかけつけて、その対応をしなければいけません。
小学校というのは突発的な出来事がたくさん起きる場所なのです。

たとえば、急に生徒同士が喧嘩をしだすことは珍しくありません。
勝手に他人のものを盗んだり、いたずらをするようなこともあるでしょう。
時には先生に対して悪さをすることもあるため、そんな時にきちんと対応しなければいけません。

小学校の授業は45分であり、休み時間が10分あるのが普通ですが、休み時間には次の授業の準備をしないといけません。
高学年になるほど授業の時間は増えて、六年生であれば六時間目まであるのが普通でしょう。
給食は子供たちと一緒に食べます。

給食の後には掃除の時間があり、その時にはきちんと生徒が掃除をしているのかをチェックします。
昼休みの後にも授業があり、その後は帰りの会があって、児童を下校させます。

児童が帰る頃には既に夕方の4時を過ぎているでしょう。
この後にも教師には色々とやるべきことが残っています。
ノートやテストなどの点検をしたり、日誌をまとめたり、次の日の準備をします。

また、保護者から電話がかかってきて、その対応をしなければいけないこともあります。
事務処理もたくさんあり、最終的に帰るのは夕方の六時過ぎ、遅く人では七時以降も働くことがあります。
家に帰った後でも仕事をしなければいけないため、とても負担が大きいです。