ここでは、養護教諭のやりがいを見てみましょう。
どの職業にもやりがいはあって、養護教諭にもやりがいはたくさん。

校内に1人しかいない、先生のようで先生でなく、お母さんのようで違う。
唯一無にの存在、養護教諭。
頻繁にお世話になる生徒もいれば、いることすら知らなかったという生徒もいるほど、養護教諭との立ち位置は珍しいです。

成長

一番はやっぱり生徒の成長を見ることができることではないでしょうか。
毎年の健康診断で生徒の健康管理をチェックしています。体重が重すぎて、身長が伸びなくて、と体の成長で悩む生徒は多いです。
しかし、その数年後には元気に卒業する姿をこ見ると、両親でなくとも、彼らの成長に感動します。
保健室に来る生徒はケガ意外では、どこか悩みを抱えている生徒が大半です。その悩みを乗り越え、卒業し、笑顔を見せてくれたときにはやはりこれも感動です。

利害関係がない

養護教諭は教師や親とも違う変わった存在です。
養護教諭と生徒には利害関係がないのです。
親のように叱ることもありませんし、勉強しなさいと言うこともありません。

教師のように、テストをすることもありませんし、もう少し数学の点数あげようと言ったり、宿題をだしてきたりましません。
それに、毎日顔を見るわけでもありませんし、生徒の困った時に生徒から顔を見せるので、養護教諭から何かすることはありません。
こんな利害関係のない関係が居心地の良いことがあります。

思い悩んでいる生徒に取ってみると、近所の人、もしくは祖父母にお話ししてる感じです。
色々な話をしやすいので、養護教諭はきっとその話に耳を傾け、相談に乗ります。
イジメや不登校でなかなかクラスには顔を出すことができなくても、保健室なら大丈夫で、保健室登校でしっかり勉強して、無事に卒業した生徒も多くいます。

そんな彼らの成長を見届けることができるのも養護教諭だからです。
そんな相手だからこそこ、生徒は教師よりも心を開きやすく、教師よりも身近な頼れる存在になります。
例え、保健室にお茶を飲みに来るだけ、かもしれなくても、それはきっと心が疲れているというサイン。それを見逃さずに、いつでも味方になれる存在です。

医療・看護の知識

養護教諭は、医療・看護の知識も必要です。
風邪にせよケガにせよ初期状態の適切な応急処置は必要です。

最新の動向をチェックし、医師・看護師との連携を図ることも必要な仕事です。
最新の動向をチェックし、校内で感染や広まらないための対策を考えることもやりがいのひとつと言えるのでは。
生徒を通じて、その地域の人とのコミュニケーションを多くとって、地域に貢献できる仕事でもあります。
人とのつながりが多い養護教諭です。